電車が新宮駅に着くほんのちょっと前、右側の窓に、シエルブルーという看板のパン屋さんが見えてきます。ガラス越しに、イートインでパンを食べる人も見えてきます。新宮駅から歩いて1分のパン屋さんは、小数賀 崇さんの子供時代からの夢が叶ったお店です。小数賀さんは、脱サラして、パン屋さんで修行して、奥さまとともに、フランス語で青い空という名を持つお店を開店させました。隣町古賀生まれの奥さまは、「電車が見える、この雰囲気が好き」と立地を決め、電車の音を聞くたびに、「ああ、ここで間違いがなかった、イメージ通りだった」と確信するそうです。 いちばん人気は、季節によって材料が変わるパンオーレシリーズ、冬はリンゴとレーズン、秋はマロンと、その季節で一番おいしいフルーツを選び、水のかわりに牛乳とヨーグルトを使用しています。だから、ふわふわしっとり。でも、コストがかかるのでは?「コストを考えていたら目指すパンは、できません」。バゲットは、フランスパンの本場フランス人の方からお気に入りいただき、毎日のように買いに来られるとのこと。 「お隣の方が自分の子供のように心配してくださったり、イートインコーナーの花もお客さんが持ってきてくださったり、ありがたいですね」と、奥さま。地域の人に愛され、育まれ、焼きたてのパンのようなあたたかで、ほっこりするお店、新宮駅前に生まれました。